2012年7月4日水曜日

楽しむためにやらなければならないこと

このブログを読んでいらっしゃる方はたいてい
アイサイの掲示板も読んでいらっしゃるとは思いますが
こちらにも引用したいと思います

さまざまなサイクルイベントでの安全面の心構えと技術について
参加者によってかなり温度差があることは感じていました
私は普段一人で乗っていてチームに所属していないため
集団走行に慣れていません
また走行技術が未熟なため手信号もうまく出せません

贅沢な本音を言えばそういう「技術」を
私の身の回りでは最高レベルであろうシマウマ男さんに指導していただきたいくらいです

それはともかく・・・(^^ゞ

以下は先日のサーキットでの事故に居合わせた竹谷賢二さんの文章です

日曜日に参加したサーキットでのエンデューロレースでの事故にて、
お亡くなりになられたサイクリストの方に心からご冥福をお祈りいたします。


お亡くなられた方はとレース直前にTwitterでやりとりしていたのでこの悲報に、
強いショックを受けています。

クルマの入場から、人の流れがコントロールされていない、
時間が遅れに遅れて進行も上手くいっていないことから、
「入場カオス、スタート前カオス、レース中カオス、な予感…」
と自分もツイートしていました。この時、何か嫌な予感はしていたんです。

そしてレースは1時間遅れでスタートしました。

とても多くの、そしてレベル格差の大きい参加者が
せきを切ったようにコースに流れ込みます。
オープニングラップはマーシャルカーとバイクがペースラインを作りますが、
この速度が一定に保たれないで、詰まって伸びてを繰り返しました。
なにか変だな、違和感を覚えました。
過去参加したこのサーキットでのレースでは
先導車はペースは上手くコントロールできていたので、オヤっと思いました。


2周目にそれが離れると、バイクを先導に先頭を引きました。
通常、招待選手たちが、走りのレベルに応じた集団になるようペースをコントロールして、
お互いが安全に走れるように配慮していきますが、
今回はそういった役回りの選手はいないようで、
レベル格差のある大きな集団のままで進行しました。
そして、2周目から早くも周回遅れに追いつき、
その巨大な集団のままで追い越して行かなければならなくなりました。
バイクはクラクションを鳴らし注意を引き、声で指示を出して
集団の通過スペースを確保しなければならないのですが、
それが確実に行われておらず、
自分も右に寄らないで!ふらつかないでラインキープ!!と大声で何度も繰り返しました。


あまりにも多くの方々が広がったまま走行して、
お互いに安全に走れる流れではなかったのです。
それが先頭で走っていた自分には分かっていながら、
今日はプライベートだからと運営サイドに適切な進言をしなかった事を悔いています。
自分が防げたとは言いませんが、出来た事があったかもしれないと思うと、
胸が締め付けられる思いです。

以後、公私限らずこういった進言は積極的に行っていきます。

また、参加者の方々に、こういったレース形式における
必要なルールとマナーが守られていなかったこと、
あるいは守る技術を持ち合わせていないこと、が見受けられたことも残念です。


一人で町中を走る時は交通ルールを守れば好きに走っていいのですが、
ことイベント、レースに参加するからには、
お金を払ったからお客で何をやってもいいわけではありません。


むしろ、イベント参加者のお互いの安全を保ってゴールするという、
義務を負うと思って欲しいのです。


スポーツを安全に行うためには、ルールが決められます。
サッカーで過度のコンタクトを禁じるのも、格闘技で禁じ手があるのも、
プレイヤー同士がお互いを守り、安全に配慮して進行するためです。
自転車も全く同じです。モータスポーツに近いといえるかもしれません。
F1が蛇行をして走ったら、クラッシュ続出で、危険でレースになりません。


蛇行しないこと、
コーナーでもふらつかないこと、
急ブレーキをかけないこと、
ラインを不意に変えないこと、
それら禁じ手をしないように、
適切なライディングができる技術を身に着けておくこと、
それはイベントに出る前の必要な準備なのです。


速い、遅いの問題ではありません。
スタートに立つならば誰もが最低限、自分自身と、同様に、
周りの人の安全を配慮できるように余裕を持った技術と体力、
そして気持ちの余裕ももって臨まなければならないのです。


以後、自分は事ある機会の度に、多くのサイクリストの方々に
意識と技術の向上を働きかけることよって、
自分と周りの安全を守ることを徹底していき、
こういった悲しい事故が起きないように務めていきたいと思います。


自分の、みんなの愛するこのスポーツを、みんなの努力で守っていきましょう。

6 件のコメント:

  1. 亡くなった方は住所によると 我が家のご近所のかたのようです。 こんな状況だったとは!!!

    今日 久しぶりに50キロほど走ってきました。
    我が家から50キロ というと、豊橋駅のあたりから
    本坂峠を越えて 浜名湖へでて 多米峠を通って帰って
    くるコース。あくまでも 安全に ゆっくりと。
    でも 自転車で 本坂のトンネルや多米のトンネルを
    とおったのは 初めてで、多米トンネルに歩道がないのを
    知らなかった!!! 

    ところで タロウちゃん 9月12日は水曜日ですがまちがい
    ありませんか?

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    1. じゅんこさん
      <(_ _)>間違ってました 9月2日です~。
      直しておきます。

      じゅんこさんも着々と開拓してますね(^^)

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  2. 富士SWのエンデューロレースで亡くなった方が居たとは
    驚きましたが主催者側は接触は無かったとか、

    多くの参加者が一斉にスタートして競う訳ですがこの時に
    隣のロードと接触して後続の何人かが巻沿いになるのは
    何回も見ましたがこれなら骨折程度、

    一番怖いのはやはりスピードが出てる時の接触ですが
    これだとヤバいですね、

    鈴鹿サーキットでも同じ様なレースが行われてますが車とは逆回りで
    スタンド前ではゆるい上りになってるのでスピードが上がらない、
    なので選手交代とか計測には都合がいいのです。

    富士SWは車では何回か走った事がありますがロードで走った事は無いです。
    スタンド前は平坦で速度が出やすい、事故が起きたのはスタンド前で
    スピードに乗り初めての第1コーナーだから転倒すればかなりのダメージが
    ありますね、

    亡くなられた方は33才とお若いのにお気の毒です。  合掌

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    1. ☆うっさ☆さん
      最初にyahooの見出しで見たんです。
      その後いつもブログをフォローしているAさんが「緊急事態」と。
      翌日の文章で、亡くなったのはAさんと親しかった方で知らせを聞いて即、御殿場に向かったとありました。
      そして竹谷さんの文章です。
      残念でなりません。

      この秋うちの近所の美浜サーキット(一周1km)でもデンデューロがあります。1km周回ではタイトなコーナリングだし、小学生やママチャリ耐久もあるので、スケジュール次第では・・・とちょっと不安になります。
      でもやっぱり前向きにまずは自分の意識と技術を磨きたいです。

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  3. 美浜サーキットは何回も走行しましたがスタンド前では
    150Kmまで加速できます。と言っても車ですが、、、^^

    このコースを自転車でとなるとやはり接触しての転倒が
    気になりますがヘルメットは当たり前ですがプロテクター
    (肘と膝)を付けさせるとか、
    MTBで山道走行の時は当たり前の様に装着するのですがね、

    危険危険と言ってたら何も出来なくなるし自分の身は
    自分で考えて守る、ですね、^^!

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    1. ☆うっさ☆さん
      そうですよね(^^)!
      私エンデューロって出たことないし、こんな目の前の会場で、出ないのはもったいない・・・かな?という気分です。
      でも本当はその翌日の美浜クリテ観戦のほうが興味ありますよ(^^)

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