2011年12月2日金曜日

技術論

ひろみちゃんはデビューが「超絶技巧」であまりに衝撃的だった
その後もすさまじく高度な技術を駆使した音楽なのだけど
まったく自然に流れるように感じてしまう

技術が前面に立たない


(ベルギーの先生が主幹している雑誌)

フラワーデザインをしていたとき
ベルギーの先生の助手のイヴォンヌさんは背の高いオランダ人の典型で
180cm以上の巨体ながら綿菓子のような雰囲気の女性
彼女が手がけると高度な技術もゆっくりと確実に簡単に出来るように見えてしまう。

フラワーデザイナーにもいろいろなタイプの方がいらっしゃるが
私が携わった方たちはみんな姿勢が一貫していた
あくまでも主役は「植物」であって
駆使した技術ではない

デザイン上、樹木や試験管を細いワイヤーでよくつなぐ
ワイヤーをまっすぐに張ることと、
的確なトルク管理が必要になる
締めすぎればワイヤーが切れる
間違えば植物を傷つけ試験管が破損する
ニッパーが手の一部となるくらい自在に操れることと
100回でも500回でも同じことを繰り返せる気持ちが必要となる

その上で見せたいのは「花」一輪

技術は作品を支える土台

音楽にしろ芸術にしろそういうスタンスのものに触れると
魅了される

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